第11回|猫のしっぽクイズ5問|ゆず先生の週末ねこテスト
猫のしっぽを見て、
「ご機嫌なのかな?」
「怒ってる?」
「この動きにはどんな意味があるの?」
と思ったことはありませんか?
猫のしっぽは、バランスをとるだけでなく、気持ちを伝える大切なコミュニケーション手段のひとつです。
今回の
🐾 ゆず先生の週末ねこテスト
第11回のテーマは、
「猫のしっぽ編」
です!
しっぽを立てる意味は?
バタバタ振っているときは?
体に巻きつけているのはなぜ?
突然しっぽが太くなるのは?
猫の気持ちを読み取るヒントを、全5問で確認してみましょう!

ゆず先生、ぼくのしっぽを見れば何を考えてるかわかるの?

しっぽは大きなヒントになるニャ。でも、しっぽだけですべてがわかるわけではないニャ。

えっ、じゃあ今回のテスト難しい?

大丈夫ニャ。まずは基本から覚えていくニャ🐾
今週のねこテスト【全5問】
①〜④の中から、正しいと思うものを選んでください。
答えと解説は、それぞれの問題の下にあります。
まずは答えを見ずに挑戦してみてくださいね。
Q1|猫がしっぽを立てて近づいてくる意味は?
猫がリラックスした様子で、しっぽをまっすぐ上に立てながら近づいてきました。
このときの気持ちとして考えられるのは?
① 強く警戒している
② 友好的な気分で挨拶している
③ 必ず怒っている
④ 眠くて仕方がない
↓
↓
↓
- 🐾 正解は……
-
②「友好的な気分で挨拶している」
リラックスした猫がしっぽを上に立てて近づいてくる姿は、友好的な挨拶や自信のある状態を示す代表的なしぐさです。
しっぽの先が軽く曲がり「?」のような形になっている場合も、友好的な挨拶として見られます。
VCA Animal HospitalsやCats Protectionでも、しっぽを上げてリラックスして近づいてくる猫は、友好的・自信のある状態であると説明されています。
ただし、
「しっぽが上=いつでもご機嫌」
とは限りません。
しっぽが硬く緊張している、毛が逆立っている、耳が伏せているなど、ほかのサインが一緒に出ている場合は意味が変わります。

ぼくがしっぽピーンで来たら“こんにちは!”ってこと?

リラックスして近づいてきたなら、そんな感じニャ。

じゃあごはんの時間にしっぽピーンなのは?

それは“こんにちは”に“ごはんお願いします”も入っていそうニャ。
Q2|しっぽをバタバタ振っているときの気持ちは?
猫をなでていると、しっぽを左右に大きくバタバタ振り始めました。
こんなときに適切なのは?
① もっと強くなでる
② 必ず喜んでいるので遊び続ける
③ いったん触るのをやめて様子を見る
④ 抱き上げて落ち着かせる
↓
↓
↓
- 🐾 正解は……
-
③「いったん触るのをやめて様子を見る」
犬では「しっぽを振る=うれしい」というイメージがありますが、猫では意味が違うことがあります。
猫がしっぽを速く、大きく左右に振る・床に打ちつけるように動かす場合、
- イライラしている
- 興奮が高まっている
- 触られたくなくなってきた
といった状態が考えられます。
VCAでは、しっぽを激しく左右に振ったり打ちつけたりする行動は、苛立ちや怒りのサインとして見られ、なでられることや遊びを終わりにしたい場合もあるとしています。
Cats Protectionも、速く不規則なしっぽの動きは、猫が興奮・苛立ちを感じている可能性があるため、触らずに様子を見るよう説明しています。
ただし、獲物やおもちゃを狙っているときにゆっくり左右へ動かす場合など、別の意味になることもあります。
動く速さと、そのとき何をしていたかが重要です。

しっぽを振ってるからって、うれしいとは限らないんだ!

犬と同じようには考えない方がいいニャ。

じゃあ、なでてもらっててバタバタしたら?

“そろそろ十分ニャ”の可能性もあるから、一度手を止めるニャ。
Q3|しっぽを体に巻いて丸くなる理由は?
寒い日に猫が丸くなり、しっぽを体の周りに巻くようにして寝ています。
この姿勢の理由として考えられるものは?
① 体の熱を逃がしにくくするため
② しっぽを隠しているだけ
③ 必ず怖がっているから
④ しっぽが疲れたから
↓
↓
↓
- 🐾 正解は……
-
①「体の熱を逃がしにくくするため」
寒いとき、猫は体を丸くし、しっぽを体の周りに巻いて休むことがあります。
体をコンパクトに丸めることで熱を逃がしにくくし、しっぽを体に沿わせることも保温に役立つと考えられています。
Cats Protectionでも、寒いときにはしっぽを体に巻きつけることで暖かさを保つことがあると説明されています。
ただし、
「体にしっぽを巻いている=寒い」
と必ず決めつけられるわけではありません。
最近のCats Protectionの解説でも、丸くなってしっぽを体に巻く姿勢は保温に役立つ一方、単にその姿勢が快適だからという場合もあり、姿勢だけで安心・不安を判断することはできないとされています。

ぼくも丸くなって、しっぽをマフラーにしようかな。

自前のしっぽマフラーだニャ。

ゆず先生にも貸してあげる!

それはたぶん届かないニャ。
Q4|しっぽの毛が突然「ボワッ!」と逆立つのはなぜ?
突然大きな音がして、猫のしっぽがいつもの倍くらい太く見えるほど毛が逆立ちました。
この反応について最も適切なのは?
① 眠くなったサイン
② 毛づくろいの準備
③ 必ず遊びたいというサイン
④ 恐怖や強い興奮などで毛が逆立っている
↓
↓
↓
- 🐾 正解は……
-
④「恐怖や強い興奮などで毛が逆立っている」
猫のしっぽや背中の毛が逆立つことを**立毛(piloerection)**といいます。
怖いものに遭遇したときなど、猫はしっぽや体の毛を膨らませることがあります。
体を大きく見せることで、相手に
「これ以上近づかないで!」
と伝える防御的な反応として現れることがあります。
VCAでは、恐怖を感じた猫に見られるサインとして、しっぽの立毛、背中を丸める、耳を伏せる、威嚇するなどを挙げています。
Feline Veterinary Medical Associationでも、立毛は猫が強いストレスや防御的な感情を示しているときに見られる行動のひとつとされています。
一方で、立毛は単純に「怖い」だけではなく、強い興奮状態で起こることもあります。
周囲の状況や耳、目、姿勢なども一緒に確認しましょう。

しっぽがボワッとなったら、ぼくが巨大化したってこと?

見た目は大きくなるけど、体重は増えていないニャ。

ちょっと強そうに見えるよね!

怖いときに自分を守る大切な反応でもあるニャ。
Q5|猫のしっぽから気持ちを読むとき、一番大切なのは?
猫の感情をしっぽから読み取るとき、もっとも適切な考え方はどれでしょう?
① しっぽだけ見れば気持ちは100%わかる
② しっぽだけでなく、耳・目・姿勢・状況も合わせて見る
③ しっぽを振っていれば必ず怒っている
④ しっぽを立てていれば必ずうれしい
↓
↓
↓
- 🐾 正解は……
-
②「しっぽだけでなく、耳・目・姿勢・状況も合わせて見る」
今回のテストで、実はこれが一番覚えておきたいポイントです。
しっぽは猫の感情を知る大切な手がかりですが、
しっぽだけで猫の気持ちを100%判断することはできません。
たとえば、
- しっぽ
- 耳の向き
- 目や瞳孔
- ヒゲ
- 体の姿勢
- 鳴き声
- そのとき起きていること
などを合わせて見ることが大切です。
Cats Protectionも、ひとつの姿勢や行動だけでは意味が変わる場合があり、体全体のボディランゲージ・表情・状況を総合的に見る必要があるとしています。
つまり、
「このしっぽなら絶対○○!」
ではなく、
「今、この猫は何をしていて、ほかの部分はどんな様子かな?」
と考えることが猫の気持ちを理解する第一歩です。

じゃあ、しっぽクイズなのに最後は“しっぽだけ見ない”が正解なの?

そこが今回の一番大事なところニャ。

耳も目も顔も全部見る!

そして、その子の普段の様子を知っておくことも大切ニャ🐾
🎓 第11回・結果発表!5問中何問正解できましたか?
🎓 5問正解
ゆず先生認定・しっぽ博士!
お見事です!
猫のしっぽから読み取れる基本的なサインをしっかり理解しています。
🐾 4問正解
かなりのしっぽ通!
あと一歩で全問正解。
愛猫のしっぽを観察すると、さらに理解が深まりそうです。
🐱 2〜3問正解
猫好き認定!
意外な動きもあったのではないでしょうか?
今日からしっぽだけでなく、耳や表情も一緒に見てみてください。
📖 0〜1問正解
今日からしっぽ観察スタート!
知らなかったことは今日覚えればOK。
猫のしっぽは毎日の暮らしの中で観察できるので、ぜひ愛猫を見て答え合わせしてみましょう。

ゆず先生、これからぼくのしっぽを毎日観察されそう……..。

しっぽだけじゃなくて、シンバくん全部を見るニャ。

ごはんのお皿を見つめる顔も?

それはかなりわかりやすいニャ。
猫のしっぽは「気持ちを知るヒント」
第11回「ゆず先生の週末ねこテスト」は、
猫のしっぽ編
をお届けしました。
今回のポイントをまとめると、
- リラックスしてしっぽを立てて近づく → 友好的な挨拶のことが多い
- しっぽを激しく左右に振る → 苛立ちや興奮の可能性
- 丸くなりしっぽを体に巻く → 保温に役立つことがある
- しっぽの毛が逆立つ → 恐怖や強い興奮などのサイン
- 猫の感情はしっぽだけで決めつけない
ということになります。
猫のボディランゲージは、
「ひとつのサイン=ひとつの感情」
という単純なものではありません。
同じしっぽの動きでも、そのときの状況によって意味が違う場合があります。
大切なのは、
「いつものうちの猫と比べてどうかな?」
と見ること。
普段の姿を知っている飼い主さんだからこそ気づけるサインもあります。
「うちの猫はこんなときにしっぽを立てる!」
「なでていると、しっぽをバタバタする!」
など、ぜひ愛猫の“しっぽエピソード”もSNSで教えてください🐱
もちろん、
「5問中○問だった!」
という結果報告もお待ちしています!
次回の「ゆず先生の週末ねこテスト」もお楽しみに!
🐾 ゆず先生とシンバと一緒に、猫のことをもっと知っていきましょう。
覚えておきたいポイント|急なしっぽの変化には注意
しっぽの動きには個体差があります。
普段からよくしっぽを振る猫もいれば、あまり動かさない猫もいます。
そのため、
「一般的なしっぽの意味」よりも「いつものその猫との違い」
を見ることも大切です。
たとえば、
- 今までなかった激しいしっぽの動きが続く
- しっぽを触ると嫌がる
- しっぽを上げなくなった
- しっぽを引きずっている
- 歩き方や排泄にも変化がある
- 行動や食欲にも変化がある
といった場合には、単なる「気分」ではなく痛みや体調の変化が関係している可能性もあります。
VCAでも、しっぽを低く保つ・体に巻き込むなどの行動は不安だけでなく痛みの場合もあり、ほかの異常がみられる場合には獣医師への相談を勧めています。
猫のしっぽは、
感情を決めつけるためのものではなく、猫の状態に気づくためのサインのひとつ。
そう考えて観察してみてください。
