🐱猫は1日に何時間寝る?年齢別の平均睡眠時間
猫が気持ちよさそうに眠っている姿を見ると、
「さっきまで寝ていたのに、また寝ている」
「うちの猫は寝すぎでは?」
「年齢を重ねると睡眠時間も増えるの?」
と気になることがあります。
一般的な家庭猫の睡眠時間は、1日およそ12〜18時間とされています。ただし、猫は人間のように夜から朝までまとめて眠るのではなく、昼夜を通して短い睡眠を何度も取ります。
また、睡眠時間は年齢だけでなく、季節、活動量、生活環境、性格、体調によっても変わります。
今回は、子猫・成猫・シニア猫の睡眠時間の目安と、よく眠る理由、注意したい変化について、ゆずとシンバの会話を交えながら紹介します。
猫の平均睡眠時間は1日12〜18時間
猫の睡眠時間には個体差がありますが、目安は次のとおりです。
| 年齢・生活段階 | 1日の睡眠時間の目安 |
|---|---|
| 子猫 | 18〜20時間ほどになることもある |
| 成猫 | およそ12〜16時間 |
| シニア猫 | 成猫より長くなる傾向がある |
| 猫全体 | およそ12〜18時間 |
子猫については、成長と発達のために1日最大20時間ほど眠る場合があります。成猫は12〜16時間程度がひとつの目安です。高齢になると活動量が減り、若い頃より長く休む猫が増えます。
ただし、これらはあくまで一般的な範囲です。
「成猫なら必ず15時間」「シニアなら必ず18時間」と決まっているわけではありません。
大切なのは、ほかの猫と比べることより、その猫の普段の睡眠時間や生活パターンから急に変化していないかを見ることです。

ぼく、たくさん寝ているけど大丈夫かニャ?

猫はもともとよく眠る動物だから、長く寝ること自体は珍しくないニャ。

じゃあ、もっと寝てもいいニャ?

元気に遊んで、ごはんも食べて、いつもどおりなら心配しすぎなくていいニャ。ただし、急に寝てばかりになったときは注意するニャ。
猫はなぜこんなに長く寝るの?

猫が長時間眠る背景には、猫本来の生活リズムがあります。
狩りに備えてエネルギーを蓄えるため
猫は、短時間に走る、飛びつく、追いかけるといった瞬発的な動きを得意とする動物です。
家庭で暮らす猫も、この本能的な性質を受け継いでいます。休息によってエネルギーを温存し、必要なときに一気に動けるようにしていると考えられています。
夕方や明け方に活動しやすいため
猫は完全な夜行性ではなく、夕方や明け方に活動しやすい「薄明薄暮性」の動物です。
飼い主が日中活動している時間帯に眠り、早朝や夕方になると急に元気になることがあります。
朝早く猫に起こされた経験がある方も多いのではないでしょうか。
猫の睡眠は短く分かれている
猫は、人間のように一度に長時間眠り続けるとは限りません。
日中に何度もウトウトし、ときどき起きて場所を移動し、また眠ります。見た目には一日中寝ているように見えても、周囲の音に反応できる浅い眠りも含まれています。猫は一日の睡眠を、昼夜にわたる短い眠りに分けて取ります。
年齢別に見る猫の睡眠時間

子猫は1日18〜20時間眠ることもある
子猫は、成猫より長い時間を睡眠に使います。
特に月齢の低い子猫は、遊んでいたと思ったら急に電池が切れたように眠ることがあります。
子猫の体は成長の途中にあり、遊びや探索で多くのエネルギーを消費します。そのため、1日最大20時間ほど眠る場合があります。
子猫が眠っているときは、無理に起こさず休ませてあげましょう。
子猫の眠りで気をつけたいこと
睡眠時間が長くても、
- 起きたときに元気に動く
- ごはんを食べる
- 水を飲む
- 排泄している
- 遊びに反応する
という様子があれば、子猫らしい生活リズムの範囲である可能性があります。
反対に、起こしても反応が鈍い、食べない、嘔吐や下痢がある場合は、単なる睡眠と決めつけず動物病院に相談してください。
成猫は1日12〜16時間がひとつの目安
成猫の睡眠時間は、およそ12〜16時間が一般的な目安です。調査元によっては12〜18時間、平均16時間前後と説明されることもあります。
同じ成猫でも、
- 完全室内飼いか外へ出る猫か
- ひとりで過ごす時間が長いか
- 一緒に遊ぶ猫がいるか
- 飼い主と遊ぶ時間があるか
- 季節や室温
- 性格
によって睡眠時間は変わります。
刺激が少ない環境では、退屈から眠って過ごす時間が増える可能性もあります。
シンバの場合
3歳のシンバは成猫にあたります。
元気に遊んだあとにぐっすり眠り、目を覚ますと再び走り回るようなら、猫らしい「休息と活動」の繰り返しと考えられます。

寝る前にいっぱい遊ぶと、よく眠れるニャ!

若い猫は、遊ぶときと休むときの差がはっきりしていることも多いニャ。
シニア猫は睡眠時間が長くなる傾向がある
猫は高齢になると、若い頃より活動量が少なくなり、睡眠や休息の時間が増える傾向があります。
ただし、シニア猫の睡眠時間には個体差が大きく、年齢だけで「何時間が正常」と明確に区切ることはできません。
11歳のゆずのようなシニア期の猫では、
- 高い場所に上らなくなった
- 遊ぶ時間が短くなった
- 同じ場所で長く休むようになった
- 暖かい場所を好むようになった
- 起き上がるまでに時間がかかる
といった変化が見られることがあります。
年齢による自然な変化もありますが、関節の痛みや体調不良によって動かなくなっている可能性もあります。

シニアになると、若い頃より休む時間が増えることがあるニャ。

ゆず兄ちゃんが寝ているときは、遊びに誘わない方がいい?

そっと休ませてくれるとうれしいニャ。でも、ずっと動かない、ごはんを食べないなどの変化があったら、飼い主さんに知らせてニャ。
猫がよく寝る季節や状況
寒い季節
気温が低くなると、暖かい場所で丸くなって過ごす時間が増える猫がいます。
Cats Protectionでは、猫は通常12〜16時間ほど眠り、中には20時間近く眠る猫もいると説明しています。冬は活動量の減少などによって、飼い主が睡眠時間の増加を感じる場合があります。
雨の日
雨の日は外の鳥や虫、人の動きなどが減り、窓辺から得られる刺激が少なくなります。
そのため、室内猫でも普段より静かに過ごすことがあります。ただし、天候だけで睡眠時間が何時間増えるかを示す一律の基準はありません。
留守番中
飼い主が不在の時間は、遊びや食事などの刺激が少なくなるため、眠って待つ猫もいます。
帰宅した途端に活発になる場合は、留守番中に休息していた可能性があります。
猫が安心して眠れる場所の条件
猫は、安心できる場所を自分で探して眠ります。
高い場所、狭い箱、飼い主の布団、洗濯物の上など、人間には不思議に見える場所を選ぶこともあります。
猫が寝床として好みやすい条件は、次のようなものです。
- 静かで落ち着ける
- 人やほかの猫に邪魔されにくい
- 暖かさや涼しさを選べる
- 周囲を確認できる
- 自分のにおいが付いている
- 体を丸めたり伸ばしたりできる
高い場所や囲まれた場所は、周囲から届きにくく、猫が安全を感じやすい寝床になる場合があります。
寝床は1つに決めなくて大丈夫
猫は季節、時間帯、室温、気分によって寝る場所を変えます。
Cats Protectionも、猫は好みの寝床をいくつか使い分けることがあると説明しています。
そのため、
- 窓辺
- 暖かい部屋
- 静かな部屋
- 高い場所
- 床に近い場所
など、特徴の異なる寝床を複数用意すると、猫が自分で快適な場所を選べます。
こんな睡眠の変化には注意
猫はよく眠る動物ですが、普段と違う変化には注意が必要です。

急に睡眠時間が増えた
病気や痛みがある猫では、元気がなくなり、以前より眠る、遊ばないといった変化だけが最初に見られる場合があります。
次の変化も伴っていないか確認しましょう。
- 食欲が落ちた
- 水を飲む量が変わった
- トイレの回数が変わった
- ジャンプしなくなった
- 隠れて出てこない
- 毛づくろいが減った
- 触られるのを嫌がる
- 呼吸が速い、苦しそう
反対に、ほとんど眠らなくなった
落ち着かず歩き回る、夜中に鳴き続ける、何度も起きるなどの変化も、生活環境や体調の影響を受けている可能性があります。
特にシニア猫で夜鳴きや昼夜逆転が急に始まった場合は、年齢だけの問題と決めつけず動物病院に相談しましょう。
寝姿だけでは健康状態を判断できない
丸くなって寝る、仰向けで寝る、顔を隠すといった寝姿には、室温や安心感などさまざまな要因が関係します。
ひとつの寝姿だけで病気や猫の気持ちを断定することはできません。
睡眠時間だけでなく、食欲、排泄、動き方、鳴き方などを合わせて観察することが大切です。
猫が夜中に起きてしまうときは?
猫は夕方や明け方に活動しやすいため、飼い主が寝る頃に元気になることがあります。
夜中の運動会を少し落ち着かせたい場合は、生活リズムを整えてみましょう。
寝る前に適度に遊ぶ
猫じゃらしなどを使い、走る、追いかける、飛びつくといった遊びを行います。
遊びのあとに食事を取る流れをつくると、猫の生活リズムを飼い主の暮らしに近づけられる場合があります。VCAも、日中や夕方の遊びと食事の時間を調整する方法を紹介しています。
日中の刺激を増やす
- 窓から外を眺められる場所をつくる
- おもちゃを定期的に入れ替える
- キャットタワーや爪とぎを置く
- フードを探して食べる遊びを取り入れる
といった方法があります。
夜中に毎回食事を与えない
鳴くたびに食事やおやつを与えると、「鳴けばもらえる」と覚える可能性があります。
ただし、食事回数や量は年齢、健康状態、治療内容によって異なります。持病や療法食がある猫は、獣医師の指示を優先してください。
猫の寝床におすすめの商品
猫は好みがはっきりしているため、どんなに評判のよいベッドでも使わないことがあります。
最初から高価な寝床だけに絞らず、猫の寝方に合うものを選ぶのがおすすめです。
丸まって眠る猫に「猫壱 バリバリボウル」
商品名:猫壱 バリバリボウル
爪とぎとして使えるだけでなく、丸い形を猫の寝床として利用しやすい商品です。中の爪とぎ部分は交換できるため、フレームを残して使い続けられます。猫壱も、丸まって眠るためのベッドとして活用しやすい商品として案内しています。

爪とぎしたあと、そのまま丸くなって寝られそうニャ!

爪とぎと寝床を兼ねたい猫に合いそうだニャ。
猫の睡眠時間を記録してみよう
正確な睡眠時間を毎日測る必要はありませんが、普段の生活を知っておくと変化に気づきやすくなります。
確認したい項目は次のとおりです。
| 観察項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 起きている時間 | 遊び・食事・毛づくろい |
| 寝る場所 | ベッド・窓辺・床・高い場所 |
| 食欲 | いつもどおり食べているか |
| 水分 | 飲む量や回数に変化がないか |
| 排泄 | 回数・量・状態 |
| 動き方 | ジャンプや歩き方の変化 |
| 睡眠の変化 | 急に長くなった、眠れない |
写真や短いメモを残すだけでも、健康診断や動物病院で相談するときの参考になります。
まとめ:睡眠時間の長さより「いつもとの違い」が大切
猫は一般的に1日12〜18時間ほど眠り、子猫では20時間近くになることがあります。成猫は12〜16時間程度が目安で、シニア猫は若い頃より休息時間が増える傾向があります。
ただし、睡眠時間には個体差があります。
よく眠っていても、
- 起きれば元気に動く
- ごはんを食べる
- 水を飲む
- 排泄している
- 遊びに反応する
という状態であれば、猫らしい生活リズムの可能性があります。
注意したいのは、時間の長さそのものよりも、普段と比べた急な変化です。

たくさん寝るのも、猫の仕事ニャ!

そのとおり。でも、いつもと違う寝方や元気のなさには、飼い主さんに気づいてもらうニャ。
愛猫が安心して休める場所を複数用意し、元気なときの生活リズムを普段から観察しておきましょう。
